『「大相撲八百長批判」を嗤う』。
- 作者: 玉木正之
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/06/04
- メディア: 単行本
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読了。
時事問題に対策するという、これは立派な勉強である。(現実逃避、ともいう。)
僭越ながら私淑させていただいている、玉木正之氏の著書ということで非常に興味深く読んだ。
自分の問題意識と重なる部分が大いにあり(以前の記述http://d.hatena.ne.jp/Moulin/20110210)、
かつ、大鳴門親方らの死やら、相撲と任侠との関係などは自分にとって驚愕の情報で、大いにためになった。
自分は相撲ファンと言えるほどの者でもないのだが、相撲を観る新たな視点が与えられた気がする。
「八百長」問題のみならず、相撲の将来像、ひいてはスポーツの根底概念にまで思いを巡らす機会となった。
何より。いちばん教えられたのは…
自分がようわからんことにたいして、いいの悪いの決めつけるのはよくない、ちう態度であるかな。
これには反省すること多し、であるよ。
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<本日の言葉>
「相撲は、八百長か八百長でないかで判断するのではなく、
おもしろいか、おもしろくないかで判断すべきだ」
本書中見出しより