観戦記・セレッソ大阪vsサガン鳥栖。

「ドカベン香川」。ベタ。

ヨメのいない日曜の夜。ヒマを持て余す。
野球でも観に行きたいところだが、生憎、阪神オリックスもアウェイ。
この辺、なんとかしろよなあ。大リーグはヤンキースがアウェイなら必ず
メッツがホームでやってるようになってるのに。ま、それは別の話だが。
しかし、せっかくだから、、やめた(何を)。
調べるとJ2を長居でやっていることがわかった。久しぶりに行ってきた。
しかし、W杯本戦をやったことのある長居でJ2ねえ。器と中身がおうてない。
たとえて言えば、ウェッジウッドカップで、梅昆布茶を飲むようなもので。
スタンドは残酷なほどガラガラ。無理もない。器がでかすぎるわ。
しかしま、最近の甲子園では味わえない、「殺伐としたまったり感」を満喫。
セレッソJFL時代から着目していたし、最近では香川やデカい森島など、若い
代表クラスの選手も存在し、それはそれで、楽しみがあった。
しかし、試合はおもんなかったな。選手も審判もすごい、へたくそだ(偉そう)
審判なんて、選手にもまれてくるくるまわっとったし。
お前は、あーれーお代官様おたわむれをー帯くるくる状態か、てなもんで。
正直、前半25分くらいから、いい感じにビールもまわり、寝てしもうた。
退屈なので、周りの様子を伺うと、J2降格で「ふるい」に掛けられて残った
とおぼしきコアなサポーターが多いと見える。しかも、「おひとりさま」多し。
少し向こうには、結構な美人がひとりで観戦なさっている。しかもフル装備で。
なんとも、セレッソ愛とオタク臭の溢れる、魅力的な腐女子ではないか。
おひとりですか、私と浪花のアルシンドことラモス・モウラについて語りませんか。
もう少しで声をかけそうになった。というのは冗談である。いやあながち(もうええ)
ヨメに話したら、「選手の彼女か奥さんじゃないのー」と。なるほど。
腐女子の横顔をチラチラ愛でていたところ、わが邪念に天誅が下されたのであろう。
これまた、コアなオタク以外の何者でもないオサーンが、間に入ってきた。
オサーンは、なれなれしく、私に話かけてきた。今期の現状分析と将来の展望を語り合い、
このままでは未来はない、という結論で合意した。それはそれで楽しい時間だった。
ただひとつ難点は、このオサーンは何故か、「くさりかたびら」みたいな服を着ていて、
ごっつシースルーで、わかりやすく言うと、乳首丸出しで、目のやり場に困った。
ま、十中八九ゲイだな。なんか私は昔からゲイ受けがいいのだ。なんでだろう。
そんな私のゲイ遍歴はおいといて。最後に、オサーンにも語ったセレッソ評を。
なんだろ。分かりやすくいうと、「AクラスからCクラスに落ちてきて、
俺はこんなクラスでやるほど落ちぶれてねえんだバーロー、と思って身が入らず、
気付いてみれば周りのCクラスの生徒以下になってしまっている生徒」みたいな。
しかし、そう思わせているのは誰なのか。90分攻め続けるも点が入らず、
カウンター一発に沈む。典型的な敗北に、終了後の選手に罵声が浴びせられる。
「やる気あんのかー」「やめてまえー」 しかしま、選手はそれにも慣れた感じ。
罵声もええけど、応援のレベルも低くなった気がするぞ。JFL時代のがましだった。
むしろ、数人しかいない鳥栖サポーターのほうがいい応援をしてた。
サポーターなんだから、それこそサポートせな。野次りこき下ろすだけが応援じゃない。
ま、まとまらないのは関西人の気質なんかな。それも仕方ない気がするが。
ともかくJ1への道ははるか遠く、そして険しい。今後も注目したい。