東京だよおっかさん/号泣/ギロッポン。

このはしわたるべからず

〜♪ここが、ここが二重橋よ、記念の写真を撮りましょうね、、、
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久しぶりで東下してきた。(関西人の屁にもならんプライド)
ヨメさんが友人の結婚式に出ると言うので、お呼びでない私も、
ノコノコと着いていった。折りしも、古田敦也引退試合の日。
これは行かねばならんやろう、と。1泊1.5日という強行軍ゆえ、
観光の時間もない。せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ、
じゃなかった、東京駅から徒歩すぐの(東京駅にてググって判明)
この、あまりにも有名な場所を訪れた。はじめてであった。
こう書くと、バチあたりな感もあるが、この場に特別な思い入れが
あるわけでない。ただ、正直、美しい場所だと思う。東京は
思いのほか緑が多くて自然が残っている。それはここがあるからかと。
或いは時々忘れそうになるが、ここは「江戸城」である。歴史オタと
してはここは垂涎の場で、興味はつきない。そんな素晴らしい場所を
一個人が(法律的にはそうではないが事実上)所有しているのはねえ、、、、
おっと、あぶないあぶない。そっちの議論にはここでは行かないでおく。
ただ、この橋突破したら、明日の新聞の一面やろなあ、と夢想した。
「ハシではなく真ん中を渡ったらいいと思った」というコメントまで
用意していたのだが(笑)
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友人宅マンションに到着(←まさにmansionと言うにふさわしかったな)
まったりと昼下がりを過ごす。カーテン越しの陽光。頬をなでる微風。
コーヒーの香り。あートレンディ(死語)。短い時間ではあったが、
素晴らしき東京生活をぷち体験できた。ただ、惜しむらくは、
話題がやや野球オタクに偏りすぎた。ごめんね。この場をお借りして。
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その後、千駄ヶ谷駅からわざわざ国立競技場前を通って(オタク)
いざ神宮球場へ。古田の引退試合で異様な盛り上がりを見せる場内。
ただ、惜しいことに、相手の広島は最下位争いをしている眼下の敵。
やや「本気モード」であった。容赦なく打つ、ランナーは容赦なく走る。
力ない古田の送球。「広島空気読め」という雰囲気が流れる。
しかし、それは、もうひとつの引退試合の姿かもしれんな、と私は思った。
♪もうそれで充分だ、帰れるんだ、これでただの男に帰れるんだ、、、と。
中盤以降、広島がリードを着々と広げ、ようやく試合は花試合の様相を。
ヤクルトは木田、石井一と出てきて。木田は古田が初安打した相手らしい。
ブルペンでは高津が投球練習。そして瞬間はやってきた。古田の最終打席。
「○○に替わりまして(忘れた)、ピッチャー、佐々岡」 アナウンス。
この瞬間から、もう号泣ですよ、私。恥ずかしい。
9回からマウンドは高津だが、ブラウンも男で、前田、緒方、と大物を
次々と繰り出す。もう勝負など関係ない。やはり野球はいい。再確認。
古田の演説、場内一周、それは皆さんもご覧になったかもしれないし、
或いはもらい泣いた方もいらっしゃるかもしれない。しかし私が一番キタのは
広島ファンが古田のマーチを奏で、応援し始めた時かな。
スクワットまでしてな。さすが広島ファン、野球をリスペクトしてくれてる。
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その後、六本木で二次会をやってるヨメたちと合流。
タクシー拾って「六本木五丁目お願いします」と言った時、わー、すげー、
芸能人みたいだよおい、とちょっと優越。ギロッポンだよ、お父さん。
そんなギロッポン初体験は、すっごいカルチャーショックだった。
まずあんな数の外国人を見たのは、アメリカ行った時(当たり前)以来で。
あと、他人が他人のちちを握っているとこを始めて見た。三次元では。
あ、ちなみにこれは全く関係のない人同士ですけど。
すごいエネルギーを感じ、楽しい体験ではあったが。ちと飲みすぎた。
この晩は、酔うほどにローに入っていくモードで。そういう時は時々あって。
迷惑をかけてしまった。めでたい席やのに、趣旨をわすれたらいかん。
新郎新婦がすごい幸せそうだったのが救い。今度会う時はもっと話がしたい。
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あと、すんません、この場をお借りして。
今度行ったときはぴかぴかに掃除させて頂きます。ごめんしてね。
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(補足―古田と私)
(1)古田は私の故郷の町出身の一番の有名人である。
   ちなみに二番目に有名なのは、寺門ジモンである。
(2)ヨメは古田の遠縁にあたるらしい。
   ということは、大木凡人とも遠縁である、ということだが。