仰げば尊し(?)我が師のボヤキ。

やれやれ。ついに高三生最後の授業が終わりましたです。
今週末は国公立大学入試本番。どうなりますことやら。はたまた。
私は英語しか見ているわけではないので,生徒の全てを知っている
わけではないが。それでも英作・読解解答の論理性などから数学の力,
或は単語テストの仮名遣いなどから国語の力がある程度推し量れる。
というわけで,この時期に来ると,「こいつは。。」というヨミが
ある程度出来上がってくる。まあ,直感でしかないんだけど。例えば。
(変な例えで申し訳ないが)
こいつは。。。井川。力量は素晴らしいが大ポカをしないか。
こいつは。。。下柳。淡々と着実に,のそっと受かってくるかな。
こいつは。。。三東。最近伸び盛りだ。きっかけを掴めば,或は。
こいつは。。。前川。アーメン。投げてみるまでわからんなあ。。
てな感じで。「先生,やってきます」といわれた時,露骨にこれを感じ。
井川な生徒には「おお!ミスだけには十分注意な」と元気に言えるが。
前川な生徒にも「おお!全力で頑張ってな」と作り笑いで答えなならん。
先だっても,「先生,過去問問いたんやけど添削してや」と言われて,
見たところ,「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか」
という感じで。いやもう,全く。直せねえ。構造からブッ壊さなきゃ。
それから「Mozart="モザート"」にはのけぞった。なんだかなあ。。
こんなヤツが現役で通るんやったら,なんで俺が浪人しちまったんだ,
入試をなめんじゃねえゴルァ! てさえ思うんだけど。
そこは私も仕事で。「うーん。もう少しだね。構文解析を訳に
反映させたらもっと良くなるよ〜」と,心にもないことを。
ほんま因果な商売やで。
しかし,受けるからには。マウンドに立つからには,投げねばならん。
そして,前川だって三年に一回くらいは完封勝利をあげるのである。
ただひたすら,「井川」には自分の力を信じてやれ」,と。それから
「前川」には「神の力を信じてやれ」,と言いたい。そして皆が無事で
それぞれの道をしっかり見据えて歩みだせることを切に願う。
無事じゃない人。見据えてない人。最近多いからねえ。。