西武ライオンズ優勝??

プレーオフ,盛り上がったみたいですね。仕事で殆ど観れなかったのだけど,
唯一観た第一ステージの第三戦,和田のサヨナラHRで決した試合は,私が今までに観た何万(?)という
野球の試合の中でも指折りの面白さであったし。一昨日の最終戦などはさほど野球に興味の無い人も
職場で熱く話題にしていたし,プレーオフは完全に成功したという雰囲気にあるのではないか。
ただ,ただ,ただ。。。やっぱり釈然としないのは。ダイエーを松中を可哀想と思うのは何故か。
優勝したのに,一位なのに日本シリーズに出られないから,というだけでは単純すぎるだろう。
プレーオフ制度はアメリカの全てのプロスポーツに存在し,多大な成果を挙げている。
その盛り上がりは尋常でなく,興行収入の大部分はプレーオフに依存するといっても過言でない。
大リーグでは既にワイルドカードの(二位でプレーオフに出た)チームが数度優勝しているが,
文句が出たという話は聞かない。ひどいのはNFL(アメフト)で,かなり低成績のチームでも
プレーオフに進出できる。優勝もできる。これなど完全に正規シーズンは「予選」という様相である。
米国では結果が全てであり,勝ったからには強い,評価すべき,という哲学が浸透してんじゃないか。
その方法とプロセスがどんなものであったにせよ,だ。ある意味狩猟民族的,とでも言おうか。
一方で農耕民族の日本人は,春に種をまき夏に生長し秋に刈り取る,そのプロセスを大事とする。
プレーオフに多くの人が違和感を抱くのはまさにこの点ではないか,と。
ただ若い頃種をまき中堅で頑張ったあと実りを刈り取る前に捨てられる人が少なからずいる昨今。
世の中もプレーオフ的になってきていると言える。その意味で今後定着していくんじゃないか,と。
その是非は別として,だが。結局中日−西武ですか。またどえらく地味なカードになったな。
これで心置きなく大リーグに専念できるというものだ(こら)