ときめき・ふたりハイク「能勢三草山」。

先週の日曜日は好天だったけど、寒かったですな。
でもこいう、冬と春が仲よしこよしの時期、嫌いではない。
能勢は三草山に行ってきた。三草山と言えば、所謂「三草山の戦い」が思い浮かぶが、
それは播州・三草山というまた別の山らしい(いや能勢の方だという説もあるらしが)。
ただ、この能勢・三草山も、義経壇ノ浦の戦いに向かう途中に陣ぶれをしたとか、
時代が下がって戦国期にも、戦いがあったとか、それなりに由緒のある山である。
寝坊をして(またか)バスを逃しそうだったので、やむなく車で現地に向かった。
途中、道の駅でおいしそうな「おこわ」と、大ぶりの「よもぎもち」をゲット。
ひとまずすばらしい昼食と行動食を確保できて安心。山行の楽しみが倍増。
加えて「道の駅オタク」(どんなんや)の自分は大興奮。他にも沢山買い物する。
と、現地に来たところ、なかなか駐車場が見つからない。駐在さんに聞いたところ、
駐車場はない、らしい。路上で止めれそうなところはないですか?とさらに質問すると、
「私の立場から、止めていいとは、申し上げにくい…」と困ってはった。そりゃそうだ。
やむにやまれず、通りすがりの月極駐車場に突然頼み込み、無理言って止めさせてもらった。
なんと親切な…と感動したが、なんか親切につけこんでるみたいで、後味が悪かった。
駐車場があるとはっきりしていない限り車で来てはいけない。今後の反省だ。
「車問題」も解決したところで、麗らかにスタート。
三草山の優しい全容。

能勢の町並み。なんか落ち着く。

有名な長谷(ながたに)の棚田を横目に登ってゆく。日本人の原風景だ。
ただ、冬仕様で残念。春の水光る田。夏の青々とした田。秋の黄金色の田。
全てを外してしまった(笑)。脳内で変換して楽しむこととする。

山に入ってからの距離は大したことなかったが、ずーーーっと階段ばかりで、きつかった。
最近の不節制からか、体が重い。息も絶え絶えに苦しんだが、余りある御褒美があった。
山頂はすかっと開けていて、眺めが素晴らしかった。。能勢や丹波の他の山々が近くに。
大阪の街が遠方に見える。

ただ、その間の、ゴルフ場と新興住宅街の波は、あまり気持ちいい眺めとは言えない。
特に、削るだけ削ってほおってある謎の造成地は無残だ。まあ、自分も新興住宅街で育ち、
今も造成地に住んでいるので、そしてたまにゴルフにも関わるので、言えた義理ではないが。
考えさせられた。まそれはそれとして。
山頂広場にある木は、桜が多かった。惜しいね、二週間早かったかね。かったい蕾だ。
仕方なく、花見酒ならぬコーヒーで、脳内花見を楽しんだ(またか)。
下山途中、五右衛門寺、もとい慈現寺を訪れる。禅の道場らしいこの寺の、静かな佇まいには
心が凛とするように感じた。しょうもないことを言っているのが恥ずかしくなった。

その後、「汐の湯温泉」に立ち寄り、一日の疲れを癒すことに。
同時に、おばあちゃんお父さんお母さん娘、の四人家族が到着した。その時に薄々感じてたが。
可哀そうにヨメは、風呂に入るなり女三人がまさに姦しく、微妙な感じだったそうだ。
こっちでは、お父さんがぽつねんっと気持ち良さそうにしていた。自分は静かで快適。悪かったね(笑)
しかしお湯は本当によく。今度は泊まりに来てもええかな。ただし、静かなとき限定で。