熊出没注意/大阪人を語る莫れ。

上はUFOの編隊です

日曜日は信貴山へのハイク。今日本列島を震撼させているクマにびびりつつ。
百均で買ったスズとタンバリン。そして「よさこい君」(何)を手に取り賑々しく。
ラジオなども鳴らしつつ。何故か「ラジオ英会話」を聴くムであった。すれ違う人は怪訝気味。
おお。英会話といえば,こないだ英語の先生に聞いたアメリカン・ジョークなどひとつ。
「クマに遭ったところで,もし君達が二人以上なら絶対安全だよ。え,何故かって??
もう一人を置き去りにすればいいのさ」  。。。。。。。
最も心が凍りついた瞬間は(上のジョーク以外で),数十メートル先に黒っぽい動物の影を見た時だった。
おお。遂に出たか。さてもう一人を置き去りに。。じゃなくって。クマに出会ったら,死んだふりも無駄。
逃げてもクマは100Mを7秒で走る俊足。堂々と目を見つめ我々の方が上であることを見せ付けたうえ,
向こうから逃げてくれることを期さねばならんとか。さあ気を確かに持って,しばし凝視していたら。
黒いワンちゃんであった。紛らわしいったらありゃしない。全く,クマったもんだよ(絶対零度
山に行くといつも思うのは,若い人がいないなー,ということである。我々もたいがい歳なのだが,
我々より年下の人に逢うことはまれである。あたかも繁華街に出たときの反対の感覚である。
日本て国は,すっかり「棲み分け」ができているというか。世代間交流が全く無いのね。
そりゃあ年金も払わなくなるわ,と妙に納得。
下山後は,天王寺に出て,例のじゃんじゃん横丁へ。と,その前に,明るいうちから飲むと
もうおしまいなので(何)せめて日没まで待とうと時間つぶし。通天閣に登り夕日を見る(写真)。
30数年大阪人をやってきたつもりではあるが,初体験であった。大阪南部に来るといつも思うが,
我々北部の人間は,そのディープさに圧倒されてしまう。大阪人を名乗ってはいけないような気に
させられてしまうのだ。路地裏一本奥に入る勇気,それを持ちたい,というのが今後の課題か。
まあ,所謂有名店も安くて美味いのは確かなのだけど。本当の大阪を理解したことにはなるのかどうか。
それとは別に印象的だったのは,串かつ並んでいる時の後ろの親子連れの会話。
「串かついらんわー。寿司にしよー」「大トロー。えびー。いかー。」子供は口々に叫ぶ。
それをまるっとシカトしていたお父さん。父さんは串かつが食べたいんよなあ。。
串かつで一杯と,寿司で一杯では「幸せの種類」が違う気がする。
それを理解するには,子供たちはまだ幼すぎたか。